レジン床義歯とシリコンデンチャーの最も大きな違いは、装着感です。
レジン床義歯は硬いため、フィット感はあるものの、歯茎の状態によっては違和感や痛みが生じやすくなります。
一方、シリコンデンチャーは柔らかい素材が歯茎を包み込むように密着するため、吸着力が高く、外れにくいという特徴があります。
また、口腔内が乾燥しやすい方にとっても、シリコンは有効な選択肢です。
高齢になると様々な薬の副作用で口の中が乾燥する「口渇」が起きやすくなります。
唾液には潤滑剤のような役割があり、入れ歯と歯茎の間のクッションになっています。
そのため、乾燥した状態で硬いレジン床義歯を使用すると、歯茎との摩擦が大きくなり、痛みを感じやすくなります。
シリコンは柔らかく密着性が高いため、唾液が少ない状態でも歯茎への刺激を和らげて、快適な装着感を保ちやすくなります。