後悔しない総入れ歯の選び方

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入れ歯選びは「家作り」と同じ

「高い入れ歯を選べば、良い入れ歯ができるのでは?」
そうお考えの方は少なくありません。
しかし、40年以上入れ歯を作り続けてきた当院の答えは「必ずしもそうとは限らない」です。
入れ歯作りは家作りと同じです。
どんなに高級な建材を使っても、基礎工事がしっかりしていなければ良い家は建ちません。
入れ歯も同様に、素材よりも「型取り」や「噛み合わせの計測」といった基礎となる工程が、最終的な品質を大きく左右します。

入れ歯選びは「家作り」と同じ

総入れ歯の種類とそれぞれの特徴

保険診療の総入れ歯

レジン床義歯

歯茎に当たる部分(床)がレジン(歯科用プラスチック)で作られた入れ歯です。
保険が適用されるため、費用を抑えて作製することができます。
「保険の入れ歯は質が悪い」と思われがちですが、当院では保険の入れ歯でも10年以上お使いいただいている方が多くいらっしゃいます。
きちんとした工程で作製し、定期メンテナンスを続けていただければ、保険の入れ歯でも十分に快適な生活を送ることが可能です。

自費診療の総入れ歯

金属床義歯(チタン床・コバルトクロム床)

床の部分に金属を使用した入れ歯です。
レジンに比べて薄く作ることができるため、装着時の違和感が少なく、食べ物の温度も伝わりやすいという特徴があります。

シリコンデンチャー

歯茎に当たる部分に柔らかいシリコン素材を貼り付けた入れ歯です。
クッション性があり、顎の骨が鋭く立ち上がっている方や、口腔内が乾燥しやすい方に特に適しています。

インプラントオーバーデンチャー

顎の骨にインプラントを埋入して、その上に入れ歯を固定する方法です。
通常の総入れ歯よりも安定性が高く、しっかりと噛むことができます。

自分に合った入れ歯を選ぶポイント

素材だけで選ばない

入れ歯の種類を選ぶ際、多くの方が「素材」や「価格」を基準にされます。
しかし、当院が最も重視しているのは「作り方」です。
保険診療と自費診療の違いは、素材の違いだけではありません。
当院の考えでは、最も大きな違いは「吸い付きや食べ心地の安定性がどれだけ長く続くか」という点にあります。
どんなに高級な素材を使っても、最初の型取りが不十分であれば、2~3年で吸い付きが悪くなってしまいます。

素材だけで選ばない

「急いで作りたい」時こそ慎重に

「早く入れ歯を作ってほしい」というお気持ちはよくわかります。
しかし、急いで作った入れ歯は、結局調整や作り直しに時間がかかることが少なくありません。
当院できちんとした総入れ歯を作製する場合、3ヶ月半から4ヶ月程度の期間をいただいています。
これは、型取りや噛み合わせの計測を丁寧に行うためです。
最初から丁寧に作った入れ歯の方が、トータルで見れば早く快適な生活を送れるようになります。

「急いで作りたい」時こそ慎重に

歯科医院選びのポイント

入れ歯は、歯科医師ごとに作り方や考え方が異なります。
そのため、どの歯科医院が自分に合うかを事前に判断するのは難しいことです。
入れ歯作りには様々なアプローチがあり、患者様のお口の状態やご要望によって最適な方法も変わってきます。
当院では、「時間をかけてでも、長く快適に使える入れ歯を作りたい」という方針で入れ歯作りに取り組んでいます。
気になることがあれば、まずはカウンセリングでご相談ください。
当院の入れ歯作りの考え方をお伝えしたうえで、患者様に合った方法をご提案いたします。

歯科医院選びのポイント

歯科技工士・歯科医師の技術で差が出る「噛める入れ歯

入れ歯は技術が如実に反映される治療

入れ歯は、詰め物や被せ物、インプラント以上に、歯科医師の技術が如実に反映される治療です。
同じ素材を使っても、作り方によって噛み心地は大きく変わります。
当院では、総入れ歯を作製する際に「ゴシックアーチ」という計測方法を100%実施しています。
これは下顎が左右・前後に動く際の軌跡を記録して、より精密な噛み合わせを実現する方法です。
この工程を実施している歯科医院は全体の5~10%程度と言われています。

歯科技工士との連携も重要

入れ歯の作製は、歯科医師と歯科技工士の二人三脚で行われます。
いくら歯科医師が正確な型取りをしても、歯科技工士がその意図を理解していなければ、良い入れ歯は完成しません。
当院では、入れ歯作りの理論をしっかりと理解した歯科技工士と連携しています。

快適な入れ歯生活のために知っておきたいこと

入れ歯は「作って終わり」ではない

後悔しない入れ歯選びには、作製後のケアも含めて考えることが大切です。
どんなに良い入れ歯を作っても、その後のメンテナンスを怠れば、快適さは長続きしません。
当院では、入れ歯をお渡しした後も3ヶ月から半年に1回程度、噛み合わせの確認と調整を行っています。
お口の中は日々変化しており、人工歯も少しずつすり減っていきます。
こうした小さな変化に対応し続けることが、入れ歯を長く使い続ける秘訣です。

入れ歯は「作って終わり」ではない

毎日のケアが入れ歯の寿命を左右する

入れ歯の寿命は、毎日のお手入れによっても大きく変わります。
入れ歯の洗浄方法には様々な種類がありますが、当院では泡状の洗浄剤を使い、5分程度置いてから洗い流す方法をおすすめしています。
長時間水につけておく方法は、レジン部分に水分が浸透して変色の原因になることがあるためです。
また、就寝時に入れ歯を外される場合は、洗浄後に乾いた状態で保管していただいて構いません。
「入れ歯は水に浸けておくもの」というイメージをお持ちの方も多いですが、必ずしもそうではありません。

毎日のケアが入れ歯の寿命を左右する

安定剤なしで使える入れ歯を目指して

安定剤は手軽に入手できるため、つい頼りがちになりますが、本来きちんと作られた入れ歯であれば、安定剤は必要ありません。
安定剤を常用していると、歯茎の状態が変化し、さらに入れ歯が合わなくなるという悪循環に陥ることもあります。
現在、安定剤を使用されている方は、入れ歯自体に改善の余地があるかもしれません。
当院では、安定剤に頼らずに快適に使える入れ歯作りを目指しています。

安定剤なしで使える入れ歯を目指して
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