現在、インプラントをされている方が多いですが、インプラント治療は人生80年の時代に考えられたものです。今後5~10年先には、超高齢100年の時代になっていきますと、インプラント治療が本当に正しい治療なのかと疑問を持つ瞬間が最近多くなってきています。

私は、施設等に往診に行きますが、インプラント部は昔は骨が痩せないという定説でしたが、最近高齢者施設を診る機会が増え、インプラント部も骨がやせているケースを多数診るようになってきました。インプラントを外して入れ歯にしてあげたいのですが、インプラントが外せないので、入れ歯も断念しないといけない悲しいケースが多くなってきました。入れ歯の良さは合わなくなったら、やり替えが可能ですが、インプラントは一度打ち込むと、取る時は高齢になっても外科処置が必ず必要になる事だけはよく覚えておいてください。

 

三戸岡歯科医院