寝る時に、入れ歯を外して寝る人、本当にご注意ください。
入れ歯を外して寝るという昔からの概念がまだ世間一般に残っているようですね・・・・テレビのコマーシャルの影響もあるかと思いますし、歯科医師の間でもそれが当たり前と思っておられる先生が多いです。ただ、残念ながらその概念は現在では通用しなくなってきています。現代人は寝ている時に「食いしばり」等をする人が大変多くなっています。例えば、当院にも前歯だけが天然歯が残っていて、奥歯はすべてなく、入れ歯という方が多数来院されます。当日の来院の主訴が、最近前歯がぐらつくということです。私がすぐに「寝ている時に、入れ歯ははめていましたか?」と問いかけしますと、「いえ、以前の先生が寝る時には外して寝てくださいと言われたので・・」と返答してくる患者さんがほとんどです。お答えしますが、寝ている時にも食いしばりがあるので、奥歯の上下の嚙み合わせが無ければ、前歯だけに咬合力が加わって必然的にぐらついてきますよ。また、病院等に入院していている時に、入れ歯を長期間外していたら、入院明けに入れ歯が合わなくなったとかはよく聞く話です。
結論を申し上げますと、歯磨きの時には入れ歯を外して、歯磨きしますが、その後は入れ歯はすぐはめてくださいというのが正解です。
嚙み合わせを診るのが歯科医の仕事ですが、それを理解していない歯科医の先生が未だに多いのは嘆かわしいことです。





